2010年10月19日

イメージクラシック「秋の青空」その1

ブラームス 6つの小品Op.118より第1曲間奏曲イ短調 

秋の澄んだ青空に人はどんな思いを抱くのでしょうか。秋空の青さは明らかに夏の青空とは違います。勢い近かった空はこれからどんどん遠ざかり始めるのです。僕はこの秋の青空の移り変わりを見るとき、「光陰矢のごとし」という言葉を思い浮かべます。

 気づいてみればもう40歳が目の前に

 待ってくれない時の流れの速さに独り取り残されていくような気持ちで、青空の冷たい空気を吸って、思わずため息をつくような思いになるものです。

 ブラームス間奏曲イ短調の冒頭の「胸いっぱいの想いを吐き出すような」音楽を聴くと、上記のような気持ちを強く感じます。ブラームスの最晩年のこの曲には、あふれ出る思いと寂しさが、透き通ったガラスのような抒情を持って美しく表現されています。この抒情は日本の美学である「わびさび」に通じるものがあるように僕は感じます。

ラベル:ブラームス
posted by やっちゃばの士 at 06:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 秋の青空 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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