2010年06月05日

シチュエーションクラシック「妻の誕生日」A

ボロディン 弦楽四重奏曲第2番ニ長調

 第3楽章の『夜想曲』で有名なこの弦楽四重奏曲はロシアの田舎を思わせるような抒情がいっぱいに詰まった愛すべき作品です。ボロディンはこのあまりにも美しい曲を結婚20周年を記念して自分の妻に捧げたのでした。

ロシアの山脈の青い空
夕日がどこまでも続く平原
気持ちをくみ上げてあげれなかった昔の日々

すべての過去は「思い出の宝箱」であり、この「宝箱」を感謝と愛情の気持ちとして捧げたいという気持がここにはあります。僕は結婚してちょうど10年になりますが、おそらく歳を重ねるほどそういう気持は強くなるのではないかと思います。


あたたかい愛情の音楽


人生においてもっとも「大切なもの」を教えてくれる傑作です。




タグ:ボロディン
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2010年05月19日

シチュエーションクラシック「妻の誕生日」@

エルガー 『愛のあいさつ』

 おそらく知らない人はいないと思われる美しいヴァイオリンのメロディ。『愛のあいさつ』はエルガーが31歳の時、婚約者キャロライン・アリス・ロバーツに婚約を記念して贈られた小品です。

 彼女はもともとエルガーのピアノの生徒でエルガーよりも8歳年上でした。アリスは音楽の面においてもエルガーの良きパートナーとしての役割を果たし、無名の音楽家だったエルガーは彼女との結婚後に有名な作品を次々と発表し、イギリス音楽界の大家になります。彼女はエルガーにとってまさに


あげまん


でした。クラシックの作曲家の中で、生涯一人の妻を愛し続け幸せな結婚生活を送った人は数えるほどしかいませんが、エルガーはそんな数少ないうちの一人です。他にグリーグが挙げられますが、エルガーもグリーグも夫妻ともに長生きで、妻がミューズであり、曲がピュアな抒情を持っているという点で共通点があります。ちなみに、グリーグの歌曲『君を愛す』はこの『愛のあいさつ』と同じような魅力を持っています。

 『愛のあいさつ』は、もともとピアノ独奏曲として作曲されましたが、後ほどヴァイオリンとピアノの二重奏に編曲され、こちらの方が有名になりました。何度聞いても飽きない素敵な曲だと思います。


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