2013年04月10日

イメージクラシック「春」その12

シューベルト 交響曲第9番ハ長調『ザ・グレート』より第1楽章

はじけるような躍動感

 シューベルト交響曲『ザ・グレート』の第1楽章の第1主題は、晴れた春の日に抱く胸の躍動感を感じさせてくれる音楽です。ホルンの牧歌的な序奏を経て、次第に音楽が加速して弾けるように出てくるこ心地よい主題を聴きながら、ずんぐりとした小柄な作曲者が、何か新しいものを抱きながら、野山を飛び跳ねる光景が目に浮かぶようです。

 シューベルトはこの大作を作曲した1年後には31歳の生涯を閉じることになります。この作品は、彼のそれまでの交響曲と比べて、比較にならないほど大きく、まさに突然変異的な様相を持っています。この作品の完成後、「歌はもうやめにした。これからはオペラと交響曲だけにする」と友人に語ったそうです。新境地を開いたものの、まもなくこの世から姿を消した彼の足取りは、何か神秘的なヴェールに包まれています。

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posted by やっちゃばの士 at 19:49| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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