2012年11月06日

イメージクラシック「癒し」その2

ワーグナー 楽劇『トリスタンとイゾルデ』よりイゾルデの愛の死

永遠の癒し

 苦痛や痛みを感じて疲れた時、僕はワーグナー楽劇『トリスタンとイゾルデ』の最後に演奏される有名な「イゾルデの愛の死」の音楽を思い浮かべます。永遠の夜、永遠の癒し、そこでは現実的な苦痛と対極にある世界が静かに消えていくようです。

 『トリスタンとイゾルデ』の音楽は半音階の不安定な和音が波のように重なり合ったもので、無限の音の波に引き込む魔力のような力を持っていますが、この最後の「イゾルデの愛の詩」に至って初めて清涼な音になります。僕が特段に癒しを感じるのもこのような仕掛けがあるからかもしれません。

 この無限の音の波は、後世の作曲家に大きな影響を与えました。最もこの『トリスタンとイゾルデ』の世界に近い響きを作り出したのが、ロシアの作曲家スクリャービンです。彼のオーケストラ作品にみられる、夢の中を彷徨うような音楽を、僕は「」よ「癒し」のカテゴリーで取り上げています。





ラベル:ワーグナー
posted by やっちゃばの士 at 23:22| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 癒し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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