2012年06月14日

イメージクラシック「雨」その17

フォーレ ピアノ五重奏曲第2番ハ短調より第1楽章

霧のように煙る雨
かすかに光が差し込み
幻が浮かび上がる

 フォーレピアノ五重奏曲第2番は、作曲者70代半ばにあって聴覚障害と闘いながら作曲した作品です。前にこのブログで取り上げたピアノ五重奏曲第1番と比べると地味な印象がありますが、霧の中に浮かび上がるのように、夢幻的な魅力に溢れた作品です。

 第1主題は、まるで降り続く霧雨のようなしとやかさと渋さを持っています。音楽はやがて霧の中の幻のように揺れ動き、その輪郭をはっきりとつかむことはできません。次第に光が差し込んでくるように短調から長調になり、最後には霧が晴れて明るい六月の空が広がるように終わります。

EPSON018.JPG
クロード・モネ「睡蓮」





ラベル:フォーレ
posted by やっちゃばの士 at 22:15| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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