2012年06月07日

イメージクラシック「鐘」その2

フォーレ ピアノ四重奏曲第2番ト短調より第1楽章

激しく降り続く雨
けたたましく鳴り続ける鐘の音
次第に雨は上がり
川面に映った澄んだ青空
心にはまだ響く鐘の音

 フォーレの音楽は六月によく似合います。しっとりとしたその美しさは、雨に濡れた紫陽花の花のようです。そんなフォーレの曲を僕は「」の似合う曲として今まで何度も取り上げてきました。このピアノ四重奏曲第2番もそんな作品だと思いますが、この曲はそれ以上に「」の響きのようなものを随所に聴くことができる曲です。

 一般的に第3楽章の冒頭のピアノの音は「弔鐘」の音を模していることで知られていますが、僕はそれ以上に第1楽章の第1主題の弦の力強い主題の背後で、うねるように鳴りつづけるピアノの音が、まるで警鐘のような不気味さを持っていて、とても印象的です。この警鐘のエコーは第2楽章にも登場し、この曲はまさに「鐘の四重奏曲」とでも呼べるのではないかと僕は考えています。

EPSON015.JPG
クロード・モネ「睡蓮、水に映し出された風景、雲」

ラベル:フォーレ
posted by やっちゃばの士 at 23:31| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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