2012年05月25日

イメージクラシック「山」その5

メンデルスゾーン 八重奏曲変ホ長調より第4楽章プレスト

ずんずん山を下る
カーブを曲がると
次々に姿を現す
アルプスの重奏の響き

 先日信州に旅行に出かけました。蓼科にビーナスラインという標高1500メートル付近の高原道路があるのですが、この道路は広くてなだらか、山道特有の180度カーブも少なく、景色も絶景ということで、おそらく僕の今までの人生の中で通った山道の中で最も素敵なものではないかと思います。山道をドライブしながらクラシックを聴く最高に幸せな気分になります。

 数多くのCDの中から僕が選んだのが、メンデルスゾーン八重奏曲です。この曲は毎年五月になると、必ず聴きたくなる曲です。さわやかに湧きあがるような第1楽章の第1主題は、クラシック音楽の歴史の中でも最もさわやかな音楽ではないでしょうか。わずか16歳の時に作曲されたこの作品はインスピレーションに満ち満ちていて、僕には神の啓示のように思えてなりません。

 この八重奏曲は弦楽四重奏を倍の規模にしたもので、メンデルスゾーンは明らかに交響的な響きを室内楽作品で試みようとしたのですが、僕には彼の交響曲以上に交響的な、あるいは立体的な響きを感じ取れます。特に第4楽章プレストのフーガは圧巻で、次々と湧いて出る重層的で立体的な響きは壮大な峰々を重層的に現すアルプスの山々を見るようです。



posted by やっちゃばの士 at 09:12| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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