2012年05月06日

イメージクラシック「春」その9

ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ第5番へ長調『春』より第1楽章

明るい5月の光
再開した噴水
ふんわりとこぼれる虹

 不安定な天気が続いていますが、本当に天気のいい日は春の気持ちよさを実感することができます。過去も未来もすべて忘れて、ただ目の前にある春の温かい風景だけを見て心を躍らせるままにしたいと思います。

 ベートーヴェンヴァイオリンソナタ『春』の第1楽章は、目の前にある温かい春の日の午後の気持ちよさにぴったりとくる作品です。冒頭のヴァイオリンの流麗な第1主題は、おそらくヴァイオリンのために作曲された楽曲の中でも、最も美しい流れを持った旋律です。この作品は最後まで、ベートーヴェン特有の切迫した緊張感がなく、どこまでも美しい旋律の歌が続いていきます。

 作曲されたのは、1801年、ベートーウェン30歳のときで、交響曲第1番、月光ソナタ等と同時期の作品で、ベートーヴェンの初期の傑作群の中のひとつです。「」というタイトルはベートーヴェンが名づけたものではありませんが、音楽の都ウィーンで大作を次々と発表していった若い作曲家のみなぎる自信から来る幸福感がこの作品には満ちているように思います。

IMGP1536.JPG

posted by やっちゃばの士 at 23:16| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。