2012年04月21日

イメージクラシック「朝」その10

ヴォーン・ウィリアムズ ロンドン交響曲より第1楽章

濃い霧に覆われた早朝のロンドン
陽が昇るとともに
霧は晴れていき
時計台の鐘の一撃が
もやもやとした空気を吹き飛ばし
忙しいロンドンの朝が始まる

 四月は入学、入社、あるいは異動転勤と、新しい環境での新しい出発の月です。春らしい明るい服装も手伝って、四月の大都市の朝の風景はとても生き生きとしています。

 20世紀のイギリスの作曲家ヴォーン・ウィリアムズロンドン交響曲の第1楽章は、ロンドンの朝の様子の描写で始まりますが、これがまた春の大都市の活発な風景によく似合います。色彩感豊かなオーケストレーションと親しみやすい旋律が特徴的で、都市を描いた音楽作品としてはレスピーギの交響詩『ローマ三部作』に比肩する曲だと思います。

 この曲はヴォーン・ウィリアムズの第2交響曲に当たり、作曲されたのは第1次世界大戦直前の時期で、彼はこの曲の初演の後、イギリス軍に従軍することになります。この戦争では彼の知人を含め多くのイギリス人が亡くなりました。大戦後、交響曲第3番にあたる田園交響曲を作曲しますが、この交響曲から彼の作風は内省的なものになります。大戦は彼の音楽に大きな影響を与えたようです。

posted by やっちゃばの士 at 19:24| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。