2011年12月06日

イメージクラシック「風」その9

サン=サーンス チェロ協奏曲第1番イ短調

 冷たい風が朝から吹き付ける日が次第に増えてきます。枝のわずかな葉は、つむじ風に巻き落とされ、人々は足早に帰路を急ぎます。かじかむ手をすり合わせながら、温かい室内の平和に入ることを目指して。チェロの包容力のある温かい響きがいつの間にか僕を包んでいるのでした。

 街頭を舞うつむじ風。サン=サーンスチェロ協奏曲第1番の第1主題はオーケストラの上を、自由自在に舞う風のように駆け抜けます。この第1主題は緊張感に満ちているが大変親しみやすい音楽で、この曲の印象を鮮明なものにしています。第2主題は風がやんで、わずかばかりの平和な時間を刻むようなユニークさを持っています。

 サン=サーンスの音楽は、エレガント都市的な響きを持っているのが特徴です。晩秋のパリのオープンカフェの風景でも想像しながら聞くと楽しいと思います。



 

 
posted by やっちゃばの士 at 06:37| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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