2011年11月20日

イメージクラシック「森」その5

ドヴォルザーク 交響曲第2番変ロ長調より第2楽章

晩秋の夕暮れ時
学校から帰った僕はに出かけた
家を出るときは
まだ冷たそうな青い空が見えた
森へ入ると
思った以上に薄暗く
いつの間にか僕の鼓動は高まっていた
いつも通る道順だが長く感じた
ため池の水がじっと息をひそめている
木々の間から見える西の空がうっすらと赤く染まっている
さあもう出口だ

 僕は子供のころ森の中を探検するのが好きでした。特に秋になると森に進んではいって行きました。蛇や蚊などがいない秋の森はとても親しみが持てました。夕暮れになると、西風に葉っぱが揺れるざあっという音が闇の静寂感を強めるのでした。

 ドヴォルザークの交響曲は森や草原といった自然をイメージさせてくれる音楽の宝庫です。交響曲第2番の第2楽章のアダージョは暗くて幻想的な森の雰囲気に満ちています。静寂感に満ちた弦楽器のトレモロに乗って出る木管楽器の物憂い響きは一度聴いただけで頭に印象が残る親しみやすい美しい音楽だと思います。

 この作品はドヴォルザーク24歳の時の作品で、このころに作曲された作品はあまり演奏する機会に恵まれていません。独自性がないというのが、評価を低くしている原因のようですが、メロディは本当に優れていて、作品の評価とは全く別だと思います。メロディを作る才能は、年齢や技術とは関係ないということをドヴォルザークの作品は教えてくれます。

posted by やっちゃばの士 at 21:06| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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