2011年10月09日

イメージクラシック「月」その4

シベリウス 劇音楽『クリスチャン2世』組曲より序曲

満月の白い夜。穏やかな波はきらきらと輝き、丘の上の白いコテージはまるで幻想的な絵画のように美しい。まさに物語のような情景の中で、夢のようなロマンスを想像する。それが現実的に起こりうることでないことが分かっていても、この美しい情景の中でしばし物語の主人公になりたいと思うのだった。

シベリウス劇音楽『クリスチャン2世』の序曲は、満月の海辺のロマンスを想像させてくれる美しい音楽です。美しい音楽なので序曲ではなく、エレジーとも呼ばれています。民族的な旋律、リズムと、斬新で大規模なオーケストレーションを特徴とするシベリウスの管弦楽作品の中にあって、まるで19世紀前半のロマン派の作品のようなノスタルジックな響きを持っているのが特徴です。『フィンランディア』と同じころの初期の作品で、代表作とは言えませんが、その美しい抒情ゆえにもっと演奏されてほしい曲です。


ラベル:シベリウス
posted by やっちゃばの士 at 20:55| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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