2011年09月28日

イメージクラシック「森」その2

ブルックナー 交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』より第2楽章

秋の夕暮れの森は寂しい

 まだ紅葉には早いようですが、陽が暮れるのは早く、木々の生い茂った森の中は本当に早く暗くなり、寂しさが漂っています。落ち葉を踏む音だけが暗く静かな森に響きます。それでも森の香りは暖かく生きていて、すべての生き物を抱く巨大な主のように感じます。

 ブルックナー交響曲第4番の第2楽章は寂しくも温かい森を感じさせてくれる音楽です。弱音器をつけた弦楽器が寂しく暗い旋律を歌っていくのですが、不思議と温かいのです。

弦楽器の温もり
木の温もり
ブルックナーの持つ音楽の温もり


いずれもが影響しているように思えます。この第2楽章はブルックナーの美しい緩徐楽章の中では、目立たない存在ですが、この「暗くて深い森」を思わせる独特の音色は他の交響曲にはないものです。静かな森は、やがて行進を始め、自然を讃えます。自然の讃美の後は再び静かさが戻り、小鳥の声等も聞こえますが、次第に森は闇に包まれていきます。




posted by やっちゃばの士 at 16:14| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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