2011年07月19日

イメージクラシック「嵐」その2

リスト 交響詩『前奏曲』より第2部「人生の嵐」

 台風の接近に伴い、突然の大粒の雨に遭遇することが今日は何回もありました。雨が激しく落ちてくるのは正味数分で、その後は何事もなかったようにどんよりと湿った空気が残ります。何度も繰り返しているうちに、「大丈夫すぐに止むんだから」と安心感をもって雨宿りできるようになりました。

 リスト交響詩『前奏曲』の第2部「人生の嵐」。弦楽器が低く呟きながら、次第に嵐の様相を呈してくる場面を、僕はこのスコールに重ねました。リストの音楽は、非常に安定感があってわかりやすく、この嵐の音楽もなぜか安心感を持って楽しくスリルを味わいながら聴くことができます

 この『前奏曲』は、交響詩の創始者としてのリストの代名詞的作品となっています。『前奏曲』という曲名は、固有名詞ではないためちょっと不思議な感じがしますが、「人生は死への前奏曲」という意味で『前奏曲』という言葉が使われています。

 僕はリストの曲には、わかりやすさと安定感があると書きましたが、リストの作品の特徴として、

@作曲者が職人的であること(シューマンは職人的要素よりも詩人的要素のほうが強い)
Aストーリーや標題にあまり縛られていないこと(ベルリオーズはストーリーに縛られている)


があると考えています。

ラベル:リスト
posted by やっちゃばの士 at 12:40| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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