2011年07月12日

イメージクラシック「風」その6

ドビュッシー 交響詩『海』より第3曲「風と海との対話」

美しい夕焼けと木々の枝を揺らす風に誘われて、僕は舞浜海岸に向かいました。舞浜海岸はおそらく東京湾の最も奥まったところにあり、房総半島を目の前に見ることができます。

房総の山々の上には煙のように濁った入道雲
西の空から房総の空に伸びる砂浜のような雲
強い風の中干からびた化石のように浮かぶ月
強風をもろともせず帰路を急ぐ飛行機の隊列
人のいない防波堤に打ち寄せる黒い鋼色の波


 実際に防波堤の上に立ってみると、強い潮風と鋼色の荒波がまるで僕を拒否するかのように挑んできました。彼らに意思があるわけではないものの、コントロールできない自然の脅威を見る思いでした。

 ドビュッシー交響詩『海』の第3曲「風と海との対話」はまさしくこの強風と鋼色の不気味な荒波のような低弦の不気味な音色で始まります。緊張の波が寄せては去りを繰り返しながら音楽が進みます。


posted by やっちゃばの士 at 12:44| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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