2011年05月22日

イメージクラシック「霧」その1

ドビュッシー 管弦楽のための映像より「ジーグ」

 5月の明るい日差しと新緑は、五感の中でも視覚を大きく刺激するように思います。僕は毎年この季節になると、スケッチブックを持って公園や野原に出かけたくなります。

 明るい色彩と活性化する視覚、この時期に聴きたくなる作曲家の一人がドビュッシーです。ドビュッシーの色彩感豊かなオーケストラ作品の中で、昼間の明るい光を感じさせてくれる作品が管弦楽のための映像です。映像という作品は、他にピアノ曲にもありますが、春の訪れから新緑の季節へ移り変わる広がりをもった空間をうまく表現できるのは、やはりオーケストラ曲に限ります。

 管弦楽のための映像は

第1曲「ジーグ」
第2曲「イベリア」
第3曲「春のロンド」


からなり、どの曲も色彩感に満ちています。豊かな色彩感といっても、ただ明るいのではなく、静と動、淡と濃を意識した印象派の絵画の様な色彩感といったほうがぴったりくるのではないかと思います。

 特に「ジーグ」はこのコントラストが強調された優れた作品で、濃い霧に包まれたような雰囲気で曲が始まり、やがて霧が晴れて明るい祭りが始まり、また霧の中に包まれていくといった印象を抱かせます。ここでの霧には、太陽の光があたっているのが感じられ、クロード・モネの朝日を浴びる霧のような情緒を持っています。

ラベル:ドビュッシー
posted by やっちゃばの士 at 12:18| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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