2011年03月09日

キーワードクラシック「卒業」その3

グリーグ 組曲『ホルベアの時代から』より第4曲アリア
 
 たけなわの春より一足早く、卒業の春が今年もやってきました。今年も多くの涙が卒業式で流れることでしょう。

 さて、この涙の卒業式のムードを、この上なく高めてくれる音楽があります。グリーグ組曲『ホルベアの時代から』第4曲アリアです。『ホルベアの時代』は弦楽合奏で、軽快な5曲の短い楽章からなる組曲です。その中でも第4曲アリアの持つ、ほの暗く、かなしみに満ちていて、それでいてさわやかで格調高い曲想は卒業のムードにぴったりです。

 ホルベアとは、グリーグの時代から200年ほど前に活躍した、グリーグと同じノルウェーのベルゲン出身の作家の名前のことです。1884年、グリーグはホルベアの生誕二百年祭のために、この組曲を作曲したのでした。格調高く、端正なこの組曲の特徴は、このように記念式典のために書かれたことが大きく関係しているようです。そういう意味でも、この曲は卒業式にマッチしていると思われます。

 この曲はもともとピアノの独奏曲として作曲され、後で作曲者自身が弦楽合奏に編曲しました。原曲のピアノの方も捨てがたい魅力がありますが、厳かな式典にはやはり弦楽合奏の方がふさわしいでしょう



 
ラベル:グリーグ
posted by やっちゃばの士 at 00:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 卒業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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