2011年02月09日

イメージクラシック「春の室内楽」その4

シューマン ピアノ四重奏曲変ホ長調

春の海ひねもすのたりのたりかな(与謝蕪村)

 午後の温かい陽気に、いつの間にかうとうととしていました。立春を迎えて、時折り春の陽気を少しだけ感じる日がやってくるようになりました。とはいえ、まだまだこれから霜柱が立つような凍える日や雪が降るような寒い日もあるでしょう。それでも、確実に春は近付いています。

 シューマンピアノ四重奏曲の第1楽章冒頭の序奏はこの「春の陽気」にぴったりな音楽です。弦楽器の穏やかな音楽は、凪いだ明るい午後の春の海のようです。その後音楽はシューマン独特の夢見るような明るい音楽が続いていき、シューマンのうきうきした心が強く感じられます。

 この曲はシューマンの「室内楽の年」といわれる1842年に有名なピアノ五重奏曲に続いて作曲されました。この前後する2曲は、どちらも変ホ長調という明るい調性で、躍動感に満ちていますが、夢幻的な楽想と、弦楽器とピアノの絶妙な絡みにおいてはピアノ四重奏曲のほうが充実していると僕は思います。


ラベル:シューマン
posted by やっちゃばの士 at 00:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 春の室内楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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