2010年11月24日

イメージクラシック「故郷」その1

チャイコフスキー 弦楽四重奏曲第1番ニ長調より第2楽章アンダンテ・カンタービレ
 
 先日故郷の岡山に帰郷しました。3番目の娘の七五三を地元の神社で行うためです。僕の故郷は児島半島の先端で丘から真正面の位置に小豆島が見えます。クラシックに目覚めた中学生から社会人になるまで、この半島の野山を僕は夕べになると音楽とともに散歩したのでした。僕のイメージクラシックの原点がこの故郷の風景にあります。

 晩秋の日暮れは早く、夕焼けぞらを背後にした山々は黒く迫ってきそうな様子です。僕は小学校に上がるまで集落を見渡せる高台に住んでいました。夕べの暮れていく集落を見下ろしながら、祖母と一緒に共働きの両親の帰りを待っていたものです。今都会に住んでいても、この幼少のころの記憶が鮮明に浮かび上がります。

 チャイコフスキーアンダンテ・カンタービレを聴きながら故郷を偲びたいと思います。僕はこの曲の中に、チャイコフスキーの幼少のころの思い出がいっぱい詰まっているように感じています。チャイコフスキーはウラル地方の鉱山技師の息子として生まれました。夕暮れ時の黒くそびえるウラル山脈とその麓で帰路を急ぐ少年が感じた世界が、この曲を聴くと目の前に広がるように思うのです。こみあげてくる懐かしい思い出、トルストイがこの曲を聴いて涙したという話はあまりにも有名です。


posted by やっちゃばの士 at 00:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 故郷 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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