2010年11月10日

イメージクラシック「秋の青空」その3

J・Sバッハ 平均律クラヴィーア曲集第1巻より第1曲プレリュード

 まだまだ空は深い青色で、晩秋の気配はありません。ひんやりとした空気に透き通る昼間の光の中を歩いてみると、桜の木々が紅葉していることに気づきました。紅葉の隙間から見える青空の深いこと。吸い込まれそうです。

 青空の透明な抒情にはバッハのピアノ曲が似合います。平均律クラヴィーア曲集の中には、秋の青空のように澄んだ抒情を持つ曲がたくさんあります。そして、その中でも青空に上っていくような気分にさせてくれるのが第1曲のプレリュードです。上昇する分散和音が繰り返される単純な構造の曲ですが、とてもピュアな叙情を湛えており、美しいメロディと錯覚してしまうほどです。

 このハ長調のプレリュードは、後にフランスのグノーが自作の歌曲アヴェ・マリアの伴奏として使ったことでも有名です。おそらくグノーもこの曲の中に、天に捧げられる純粋な心のような抒情を感じ取ったのでしょう。

ラベル:J・S バッハ
posted by やっちゃばの士 at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 秋の青空 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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