2010年05月22日

イメージクラシック「五月」@

メンデルスゾーン 八重奏曲変ホ長調

五月というとどんなイメージをいだくでしょうか。

若葉
そよ風
成長


などさわやかで伸び盛りな言葉が浮かぶと思います。クラシックの中にもこのようなキーワードを連想させる傑作がたくさんありますが、その中でも見事に5月のキーワードをすべて備えた傑作が、メンデルスゾーンの八重奏曲ですです。

 八重奏曲は弦楽四重奏を2倍にした編成で、室内楽の表現効果を最大限に発揮することをねらった室内楽としては最も大きい楽器編成のものです。室内楽ですが室内交響曲のような豊かな響きを持っており、強い馬力感があるのが特徴です。

メンデルスゾーンの八重奏曲の特徴は次の三つです。


滔々と流れるような音楽の展開
風に揺れる若葉のようにさわやかな抒情
すくすくと成長する草木のような強い生命力


全く非の打ちどころのない室内楽の傑作ですが、驚くべきことにこの曲が作曲されたのは作曲者が16歳の時です。青春真っただ中の大胆不敵な少年が書いたからこそ、このような生命力にあふれた作品が生まれたのだと思います。大人になってからのメンデルスゾーンの作品は大胆不敵さが影をひそめてしまうので、10代のうちにこのような傑作を残してくれたことは大きな奇蹟だと言えるでしょう。

posted by やっちゃばの士 at 09:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 五月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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