2010年05月05日

イメージクラシック 「春の室内楽」B

シューベルト ピアノ三重奏曲変ロ長調

 シューベルトとは、「永遠のさすらい人」という言葉がぴったりくる作曲家です。彼の曲は「野山」などの自然の中を歩いているような感覚にさせてくれる作品がたくさんあります。

グレート交響曲
ピアノソナタ第21番
ピアノ五重奏曲『ます』


などの長調作品において特にこの傾向は見られます。野山を歩いていると

温かい日差し
小川のせせらぎ
風に揺れる草花

が見えてきます。シューベルトの「花」はあくまで「自然」の中の「素朴な花」です。ショパンの「花」が「生け花」のような人工的な美を感じさせるのとは対照的です。


 さて、この曲も第1楽章の冒頭から野山を散策しているような気持ちにさせてくれる明るく伸びやかな響きを持っています。第2楽章はあまりにも美しい音楽です。また変ロ長調という調性はベートーヴェンの『大公トリオ』、またシューマンの交響曲『春』とも同じです。この調性は「」にふさわしい調性なのかもしれません。

posted by やっちゃばの士 at 08:13| Comment(0) | 春の室内楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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