2010年04月12日

イメージクラシック「さくら」@

フランク(ベルギー)ヴァイオリンソナタイ長調(1886年)


 満開になった桜の花。今年は1週間以上散ることもなく楽しませてくれましたが、今日冷たい雨にぬれてひらひらと舞い散っていく姿を何度も目にしました。


枝いっぱいにたわわと咲いている艶やかな桜
とめどなくひらひらと落ちていく名残惜しい桜

 僕はこのような桜の姿を見るたびに、フランクのヴァイオリンソナタが似つかわしいと思います。このヴァイオリンソナタはベートーヴェン、ブラームスと並ぶクラシックのヴァイオリンソナタの代表格ですが、僕はその中にあって


一番艶やかなソナタ


だと思います。優雅な主題で始まるこのソナタですが、聴いて行くうちに「優雅さ」よりも「艶やかさ」を感じてくるようになります。フランクという人はオルガニストを長年勤め、60歳くらいになって初めていくつかの傑作を残した大器晩成型の作曲家でした。ただ、作品はそんな地味なキャリアとは正反対に、とても艶やかで官能的な響きを持っています。このヴァイオリンソナタとピアノ5重奏曲がその最たるものと言えるでしょう。

 フランクはこの曲を弟子の結婚祝いに捧げました。このこともあってか、僕はこの曲に男と女の出会いから結婚生活までのストーリーがあるような気がして仕方がないのです。そして、そこに「さくら」が見事に絡んでくるのです。

第1楽章 優雅で艶やかな主題 男女の愛 満開のあでやかな桜
第2楽章 疾風のような音楽  夫婦喧嘩 ひらひらと風に舞う桜
第3楽章 アダージョ停滞した音楽 夫婦の危機 地面にたまった花弁
終楽章 よかったねと思わせる音楽 夫婦の仲直り 新緑の希望

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posted by やっちゃばの士 at 23:07| Comment(0) | さくら | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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