2013年01月24日

イメージクラシック「朝」その11

ショスタコーヴィチ 交響曲第11番ト短調『1905年』より第1楽章「宮廷前広場」

凍りつくような冬の朝の静けさと緊張感

 厳しい寒さが続きます。特に朝の大都市のビルの谷間では、肌を刺すようなピリピリとした空気が鋼鉄のような厳しさで、肌の温もりを奪おうとしていきます。このように非常な自然の中にあっても、体内の血液は決して凍ることはなく、人間の生命力の強さを実感します。

 真冬の朝の厳しさと血の温もり、この言葉から僕はショスタコーヴィチ交響曲第11番『1905年』の第1楽章「宮廷前広場」の音楽を連想します。この音楽は、帝政ロシア時代末期に起きた「血の日曜日事件」をテーマにしたもので、ロシア軍の発砲によってデモに集まった労働者たちが血に染まる前の静かな朝の宮廷前広場の様子が描写されています。弱音器をつけた弦楽器が事件が起きる前の不気味な静けさを、遠くから聞こえるトランペットがデモに集まってくる労働者たちの様子を表しているようです。

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ショスタコーヴィチ





posted by やっちゃばの士 at 10:39| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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