2012年12月11日

イメージクラシック「冬」その9

ハイドン オラトリオ『四季』より冬

いま色あせた年が沈み
冷たい霧が降りる。
灰色の霧が山を包み
ついに平野も霧に閉ざされる。
昼だというのに、太陽は
どんよりとした光しかさしかけない。

 ハイドンオラトリオ『四季』の冬の冒頭に歌われる一節です。この短い一節の前に、短い序奏が入りますが、この序奏は初冬の霧の様子を見事に表現している印象深い音楽で、ロマン派の音楽を先取りしていると言われています。

 霧の濃さとともに、冬の寂しさと冷たさが伝わってきますが、僕は次のような短歌の情景を、この音楽から連想します。

村雨の露もまだひぬ真木の葉に霧立ち上る秋の夕暮れ(寂蓮法師)

自然と日本の四季の風景をイメージしてしまうようです。

ラベル:ハイドン
posted by やっちゃばの士 at 21:35| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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