2012年08月08日

イメージクラシック「夢」その9

リムスキー=コルサコフ 交響組曲『シェエラザード』より第3曲「若い王子と王女」

夏の午後うとりうとり
夢に見る揺れる船遠い国

 暑い夏の午後、風のよく通る畳の部屋に寝そべるととても気持のいいものです。そのままいつの間にか眠ってしまうことも多いのではないでしょうか。

 畳の上で目を閉じながら、聴きたい曲がリムスキー=コルサコフの代表作である交響組曲『シェエラザード』の第3曲「若い王子と王女」です。この第3曲はシェエラザードの中で最も優雅な楽章で、美しい夢見るような歌謡的な旋律が繰り返されていきます。この主旋律の伴奏はまるで揺れる波のようで、深い夢の世界へ聴き手を誘います。

 夏の暑い日の午後にお勧めの一曲です。



posted by やっちゃばの士 at 21:42| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月05日

イメージクラシック「海」その10

ワーグナー 歌劇『さまよえるオランダ人』より第3幕より水夫たちの合唱

ホヨヘ!ホエヘ!ハロヨ!ホ!

 たくましいノルウェーの水夫たちの掛け声。ワーグナー歌劇『さまよえるオランダ人』の中で、この印象的な掛け声は何度も登場します。そして、この掛け声から壮麗な合唱に発展する有名な音楽は、第3幕の最終場面のクライマックスで登場します。この合唱を聴いていると、船乗りたちの船上での生活を楽しもうとする気持が伝わってきます。

 この歌劇『さまよえるオランダ人』は、ワーグナーが20代半ばにして作曲した最初の成功作で、ワーグナー自身の船旅の経験が強く反映されていると言われています。その頃の彼は、ラトヴィアの首都リガで楽長職についていました。その職の収入は少なく、野心に燃える青年音楽家は、方々に借金を作り、船で夜逃げを行なうことになります。ロンドンに向かう船旅の途中で3度も嵐に遭ったのでした。そういうこともあってか、この曲では、静かな凪ぎの海と荒れ狂う嵐の海が実に鮮やかに描かれています。

ラベル:ワーグナー
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