2012年04月19日

イメージクラシック「春」その7

ドビュッシー 管弦楽のための映像より『春のロンド』

曇りがかった四月の日曜日の朝
今日は祭りだというのに大気は冷たく
人の姿もまばらに見えるだけ
盛り上がるにはまだまだ時間がかかりそう

 管弦楽のための映像の第3曲『春のロンド』で、ドビュッシーはどのような風景を描こうとしたのだろうか、僕はこの曲を聴く時いつもあれこれと連想してみます。霧に包まれたような開始、霧が晴れそうで晴れないちょっともどかしい展開。最後にやっとわかりやすい民謡風の旋律がイングリッシュホルンで登場して、やっぱり春なのかなという気分になるのですが、きっと雨か曇りの祭りの日を描いたのではないだろうかと思うのです。

 ちなみに、ドビュッシーはこの曲の中で、フランスの童謡「嫌な天気だから、もう森へは行かない」を使っています。なぜ明るい春もしくは眠気を誘う温かい春を描かなかったのかわかりませんが、この曲のイメージを考えていた僕の脳裏には、肌寒い四月の午前の風景を見ると、自然とこの曲が浮かぶようになっています。

CIMG0001.JPG

ラベル:ドビュッシー
posted by やっちゃばの士 at 18:11| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。